【Part2】Wacom One13を正直レビュー!8年板タブだった絵描きが5ヶ月使ってみた感想

f:id:makoto0804:20201127215213j:plain


こんにちは!マコトです。

 

今日は格段に寒いですね…!ちょっと散歩に出ましたが、耳がびりびりするあの冬特有の冷たさを感じました。

 

さて、お待たせいたしました!

前回はWacomの液タブ入門機Wacom One」の基本性能やMacbook airへの接続方法をお話しさせていただきました。

今回はいよいよレビュー編です。今年6月に購入してから5ヶ月使ってみての正直な感想をお伝えしちゃいます。

購入を検討している方はぜひぜひ覗いて行ってくださいね。

 

ちなみに前回の接続編はこちら↓基本スペックも簡単に解説してます

 

makoto0804-illustration.hatenablog.com

 


makoto0804-illustration.hatenablog.com

 

 

目次

 

1、Wacom Oneならペンを無くさない?!外見とアクセサリー紹介

Wacom Oneさんが我が家にやってきてから早5ヶ月…

f:id:makoto0804:20201109145952j:plain

撮影:筆者

しばらく使ったので、色々気付いたポイントを紹介していきますね。

まずは外見!

f:id:makoto0804:20201127215311j:plain

撮影:筆者

うむ…この憧れの傾斜…トレース台とはまた違った高揚感があります…

なんか傾斜がついているところで描くのって上手になった気がしませんか?笑

 

ディスプレイサイズは13.3インチ。A4用紙に近くて、大き過ぎないサイズ感も初心者にはポイント高めです。ことに私はmac bookに繋いでの作業なので、あまり大き過ぎても置く場所に困ってしまいます。

 

そしてこちらが本体の裏面。

f:id:makoto0804:20201127215325j:plain

撮影:筆者

右側が(こちらは表から見てもわかりますが)ペンホルダー。

ペンをスッと挿しておくことで紛失を防げます。

板タブ時代はよくその辺りにペンを転がしてしまって血眼になって探した思い出が何度も…。なのでこれはありがたいです。

 

ところでちょっとペンを手放して液タブの側に置いておく際、本体下の斜めに空いていところにペンが転がり込み焦って探す事態が頻発。ちょっとでもペンホルダーに挿す癖をつけることが大事かもしれません…笑

 

そして左側が替え芯と芯抜き

板タブの時は備品として小袋に入っていたためうっかり無くしてしまう方もいたかもしれませんが、今回はどちらも本体にばっちり付いているので安心です。

5ヶ月時点ではまだ替え芯の出番はないですが、難なく使えました。

裏返すときに本体に傷がつかないように気をつけてくださいね。

 

2、Wacom Oneの使用感は?描き心地レビュー

次にWacom Oneでイラストを描いてみた感想をご報告。

まず、長年液タブでイラストを描いていた方になら伝わると思うのですが…

f:id:makoto0804:20201127215338j:plain

撮影:筆者

そう、ビミョーなズレがない!!

紙に描いていると思えば当たり前のことなのですが…これがデジタルであるからなぜか感動してしまうのです。

photoshop以外で作業したことがないのでフォトショ特有なのかもしれませんが、特に線画の時に思った通りの線が描けず、何度も何度もやり直したものです。

液タブならそれがない!紙と同じ感覚で描ける!

これが解消されただけでも圧倒的にストレスがなくなりました…。

 

描き心地も気になりますよね!

描き心地ですが、過剰にツルツルとしたタッチではなく、程よいペン先の引っかかり具合でした。

お伝えするのが少し難しいのですが…ペンを細かく動かすと

「コシコシ…」

と音がなる程度です。(伝われ…

 

今ふと付属のペンでスマホの画面上で同じように細かく動かしてみたのですが、なんの音も発しませんでした。こちらの画面はとてもツルツルしているからですね。

ツルツル過ぎると力を込めた時にペン先が滑ってしまうと気がつきました。絵描きのために考え抜かれたテクスチャ、ポイント高めです。

 

3、Wacom One最大のネックポイント「色域カバー率72%」の実態は?

次に購入時一番心配だった「色域カバー率」の低さの実態を正直レビューしちゃいます…!

色域カバー率について、簡単に復習です。

液晶モニターの仕様には、再現できる色の範囲が記載されています。どの規格の色域で、どれくらいの範囲を再現できるのか、比率、またはカバー率が用いられます。例えば、Adobe RGB 比97%、または Adobe RGB カバー率95% というように記載されています。(引用元:直販パソコンのすすめ

 PCや描画用ツールによって画面上で表現できる色の数に違いがあり、Wacom Oneはその点ではやや劣っているということが今回の問題点。

色の基準規格は複数定義があります(ここややこしいですね)。

表現幅にもそれぞれ違いがあり、こんな感じ。

  • AdobeRGB…表現幅広め
  • sRGB…標準的だけどやや狭め
  • NTSC…広め(映像向き)

Wacom One 13 は、「NTSC 72%」

同じくWacomの液タブWacom Cintiq Pro 32(40万円のやつ)「AdobeRGB 98%」

表現幅広めな基準なことに加え、数値も100に近い。その差は字面だけでも一目瞭然ですよってプロの現場でWacom Oneは使えないでしょう。

けど今回は入門機と承知しての購入なので…!あくまでどの程度のスペックなのかを見ていきます…!

では実際に色表現の違いを見ていただきましょう。

f:id:makoto0804:20201130120923j:plain

撮影:筆者

ご依頼で描かせていた某柱です。

下がWacom one、上が接続しているMac book airです。

(ちなみに、Mac book airの色域カバー率はsRGB 95.3%)

 

丸で囲んだ部分に特に違いが出ているのがお分かり頂けますでしょうか?

5ヶ月使って、Wacom Oneのディスプレイではコントラストが強めに付いて見えること、黄色味が強めに見えることがなんとなく分かりました…

上機嫌で描き終わった後、PCで見てだいぶ違いがあると結構ガックリ来ます…笑

 

なので最近は、最後に明るさや色味の調整をする時、PCにも同じ画面を表示して、見え方の違いを確認しています。少し手間にも感じますが、特にクライアント様に納品するものであれば必ず行わなくてはいけません。

 

色域カバー率が低めのWacom Oneのネックポイント、伝わりましたでしょうか。

最終調整に少し手間は掛かりますが、液タブ初心者や趣味で絵を描く方でなら、問題ないレベルと言えるでしょう。

なにより本体は5万円弱ですから、コスパ重視の方にはWacom Oneはベストな選択です。

 

4、液タブあるある?こんなトラブルが…

液タブならではのトラブルもつきものです。

購入から5ヶ月たった今でも時折あるバグ?なのですが…

f:id:makoto0804:20201127215258j:plain

撮影:筆者

ペン先とカーソルの位置がズレる。

私がフォトショ勢だからなのかそもそもPCのスペック不足だからなのか…原因は不明ですが、とりあえず液タブかPCを再起動すれば今のところは直ります。

 

それとこれはトラブルとはちょっと違うのですが、描いているとペンを持っている素手がディスプレイに引っかかります。

【Drawing Soul】 2本指タブレットグローブ Mサイズ ワコム監修

価格:1,650円
(2020/11/28 14:25時点)

これはグローブがあれば解決ですね!こういう小さなストレスも、解決していくほど快適です。 

ちなみにこういうのもあります。ディスプレイのテクスチャがより紙に近くなるだけでなく、保護の役割も果たしてくれます。

エレコム ペーパーライクフィルム ワコム WacomOne 13 液晶ペンタブレット 液タブ 反射防止 [ ペン先の摩耗を抑えた ケント紙タイプ ] TB-WON13FLAPLL 4549550161893

価格:2,850円
(2020/11/28 14:39時点)

本体が安いことを思えばこれくらい買っても…(ポチリ

 

5、Wacom Oneは液タブ入門に超おすすめ!コスパに基本性能、ヨシ!

 いかがでしたでしょうか?液タブ入門機 Wacom Oneの魅力、そして気をつけておきたいポイントが伝わりましたか?

 

ネックなポイントもありますが、初心者には十分な性能、そしてなによりコスパが最強な本機!液タブデビューを考えている方には超おすすめです。

ぜひ液タブデビューして、ワンランク上のお絵かき生活を手に入れてください。

ワコム Wacom one 液晶ペンタブレット13 DTC133W0D ホワイト

価格:49,800円
(2020/11/28 14:41時点)

 

前回の接続編はこちら↓基本スペックも簡単に解説してます

 

makoto0804-illustration.hatenablog.com

 


 

 

coconala ではイラストのご依頼を随時受け付けております。

クライアント様の様々なご要望、ご事情に対応させていただきますので、

なんでもお気軽にご相談いただけると嬉しいです。

 

私へのイラストのご依頼はこちらからどうぞ! ↓ 

 

Twitter開設しました!>>

twitter.com